不動産投資を検討する際、最も気になるのは実際の評判や収益性ではないでしょうか。特に九州エリアで圧倒的な実績を誇るエンクレストは、福岡市を中心に単身者向けマンションを展開し、多くの投資家から注目を集めています。
しかし、ネット上には「入居率99%超で安定している」という高評価がある一方で、「営業電話がしつこい」「壁が薄い」といった否定的な声も散見されます。
果たして、エンクレストは本当に信頼できる投資先なのでしょうか?
この記事では、エンクレストの基本情報から実際の口コミ・評判、収益性など、あなたが投資判断に必要な情報を徹底的に検証します。
良い点だけでなく注意すべきトラブル事例も包み隠さず紹介しますので、冷静な判断材料としてお役立てください。
目次
- 1 エンクレスト(株式会社えん)とは?基本情報を完全解説
- 2 エンクレスト不動産投資の良い口コミ・評判まとめ
- 3 エンクレスト不動産投資の悪い口コミ・評判と注意点
- 4 エンクレスト不動産投資は本当に儲かるのか?収益性を徹底分析
- 5 エンクレスト投資のメリット5選
- 6 エンクレスト投資のデメリット・リスク3選
- 7 エンクレスト不動産投資のトラブル事例と対処法
- 8 エンクレストはこんな人におすすめ!利用が向いている人の特徴
- 9 エンクレストで不動産投資を始める流れ(7ステップ)
- 10 【比較検討】エンクレストと他の不動産投資会社の違い
- 11 まとめ
- 12 エンクレスト不動産投資でよくある質問(Q&A)
エンクレスト(株式会社えん)とは?基本情報を完全解説

エンクレストは、福岡を拠点とする株式会社えんが展開する投資用マンションブランドです。地域密着型の不動産開発企業として長年にわたり実績を積み重ね、九州エリアでは圧倒的な存在感を示しています。
まずはこの会社がどのような背景を持ち、どのような強みを持っているのか、基本情報を正確に把握しておきましょう。
創業35年の実績!えんホールディングスグループの全貌
エンクレストを運営する株式会社えんは、1989年に創業した不動産会社です。2025年には創業35周年を迎え、長期にわたる信頼と実績を築き上げてきました。
1989年創業、2025年で35周年
株式会社えんは1989年の創業以来、福岡市を中心に不動産事業を展開してきました。バブル崩壊やリーマンショック、コロナ禍といった経済の大きな変動期を乗り越えながら、35年間にわたって事業を継続してきた実績は、経営基盤の安定性を示す重要な指標です。
創業から一貫して地域に根ざした事業展開を続けてきたことで、福岡市場における圧倒的なノウハウと信頼を獲得しています。
グループ全体の事業内容と体制
えんホールディングスグループ全体では、約264名の従業員を抱え、資本金1億円、2023年度の売上高は184億4,000万円に達しています。
グループ内では不動産開発・販売だけでなく、賃貸管理、リフォーム、建築設計、さらには飲食事業まで幅広く手掛けており、総合的な不動産ソリューションを提供できる体制を整えています。
単なる販売会社ではなく、グループ全体で不動産ライフサイクル全体をカバーできる点が大きな強みです。
福岡県下21年連続NO.1の販売実績
株式会社えんは、福岡県下で投資型マンション部門において21年連続で分譲マンション販売実績NO.1を達成しています。この実績は業界団体や調査機関によって裏付けられており、単なる自社調査ではない客観的な評価です。
20年以上にわたって市場トップの座を維持し続けることは容易ではなく、マーケティング力、商品企画力、そして顧客満足度の高さが総合的に評価された結果と言えるでしょう。
自社ブランド「エンクレスト」の特徴と展開エリア

エンクレストは、単なる投資用マンションではなく、明確なコンセプトとブランド戦略を持った物件シリーズです。ここでは、そのブランドの特徴と展開状況について詳しく見ていきましょう。
単身者向け1R・1Kタイプを中心に展開
エンクレストの物件は、単身者向けの1R(ワンルーム)または1K(1部屋+キッチン)タイプを主力としています。福岡市は若年層の流入が多く、大学生や新社会人、転勤者などの単身世帯が安定した賃貸需要を生み出しています。
このターゲット層に特化することで、需要予測の精度を高め、空室リスクを最小限に抑える戦略を取っています。広めのファミリータイプに比べて取得価格も抑えられるため、投資家にとっても参入しやすい価格帯です。
福岡市都心部を中心に120棟以上
エンクレストは福岡市の天神、博多、薬院、赤坂、大濠公園周辺など、都心部の主要エリアを中心に120棟以上を展開しています。
これらのエリアは交通利便性が高く、商業施設や飲食店が充実しており、単身者にとって非常に住みやすい環境です。
立地の良さは入居率に直結するため、都心部への集中展開は理にかなった戦略と言えます。また、これだけの棟数を管理していることは、管理ノウハウの蓄積やスケールメリットにもつながっています。
デザイナーズマンションとしての強み
エンクレストは単なる投資用マンションではなく、「デザイナーズマンション」としての高い評価を得ています。外観デザインや共用部のエントランス、内装の質感など、細部にまでこだわった物件づくりが特徴です。
デザイン性の高さは入居者の満足度を高めるだけでなく、周辺相場よりもやや高めの賃料設定を可能にし、結果として投資家の収益向上にも寄与します。見た目の美しさは入居者募集時の強力な差別化要因となります。
開発から販売、管理まで一貫体制
エンクレストの最大の強みの一つが、土地仕入れ、企画・設計、建築、販売、そして賃貸管理・建物管理まで、すべてを自社グループ内で完結できる一貫体制です。
この仕組みによって、中間マージンの削減、品質管理の徹底、そして販売後の長期的なサポートが可能になります。
他社に管理を委託するケースでは対応が遅れたり、責任の所在が曖昧になったりすることがありますが、エンクレストでは一社完結のため、オーナーにとって窓口が明確で安心感があります。
【福岡市が注目される理由】人口増加率政令市NO.1の魅力

不動産投資において、エリア選定は最も重要な要素の一つです。なぜエンクレストが福岡市に特化しているのか、その理由は福岡市の将来性にあります。
2020年に人口160万人突破
福岡市の人口は2020年に160万人を突破しました。政令指定都市の中でも人口規模で見れば全国第5位に位置し、札幌市に次ぐ地方都市の中核として成長を続けています。
人口が増えるということは、それだけ住宅需要が継続的に発生するということです。人口減少が進む日本全体の中で、福岡市は数少ない成長マーケットの一つと言えます。
人口増加率が政令市中NO.1
単に人口が多いだけでなく、福岡市は政令指定都市の中で人口増加率がNO.1という点が重要です。これは、転入超過(転入者が転出者を上回る状態)が続いていることを意味します。
特に20代から30代の若年層の流入が顕著で、九州各県や山口県からの進学・就職による移動が多く見られます。
若年層の流入は単身者向け賃貸需要を支える最も重要な要素であり、エンクレストのビジネスモデルと完全に合致しています。
天神・博多エリアの大規模再開発(経済波及効果5,000億円以上)
福岡市では現在、天神地区と博多駅周辺で大規模な再開発プロジェクトが進行中です。天神ビッグバンと呼ばれる天神地区の再開発では、老朽ビルの建て替えや航空法の高さ制限緩和により、30棟以上のビルが建て替えられる計画が進んでいます。
また、博多駅周辺でも複合商業施設やオフィスビルの開発が相次いでおり、経済波及効果は5,000億円以上と試算されています。これらの再開発は雇用創出や都市機能の向上をもたらし、さらなる人口流入と不動産需要の増加を促します。
商業地の地価上昇率4年連続NO.1
福岡市の商業地の地価上昇率は、全国主要都市の中で4年連続NO.1を記録しています。地価上昇は経済活動の活発さと需要の強さを反映する指標であり、不動産投資にとっては資産価値の維持・向上を示す重要なシグナルです。
地価が上昇傾向にあるエリアでは、将来的な売却時にもキャピタルゲイン(売却益)を期待できる可能性が高まります。福岡市の地価上昇は一時的なブームではなく、構造的な成長を背景にしたものと考えられます。
エンクレスト不動産投資の良い口コミ・評判まとめ

実際にエンクレストで不動産投資を行っているオーナーや入居者からは、どのような評価が寄せられているのでしょうか。ここでは、ポジティブな口コミや評判を中心に、エンクレストの強みを具体的に見ていきます。
1. 【入居率99%超】安定した家賃収入を実現できる理由
不動産投資において最大のリスクは空室です。空室が続けば家賃収入が途絶え、ローン返済や管理費の負担だけが残ります。その点、エンクレストは驚異的な入居率を誇っています。
6年連続で年間平均入居率99%以上を維持
エンクレストの物件は、6年連続で年間平均入居率99%以上を維持しています。これは業界全体の平均を大きく上回る数字であり、安定した家賃収入を実現できる根拠となります。
入居率99%とは、100室あれば1室程度しか空室が発生しないという計算になります。この高水準を維持できる背景には、立地の良さ、物件の質、そして管理体制の充実があります。
空室期間平均18日という驚異的な回転率
さらに注目すべきは、空室が発生した場合でも平均18日で次の入居者が決まるという回転率の高さです。
通常、単身者向けマンションでは退去から次の入居まで1〜2ヶ月程度かかることも珍しくありませんが、エンクレストではその期間を大幅に短縮しています。
これは、物件の魅力と募集活動の効率性を示す指標です。空室期間が短いほど、年間の家賃収入のロスを最小限に抑えられます。
入居審査の厳格化によるオーナーメリット
エンクレストでは入居審査を厳格に行っており、家賃滞納リスクの低い入居者を選定しています。審査基準を明確にすることで、安定した家賃支払いが期待でき、オーナーにとっては安心材料となります。
また、質の高い入居者が集まることで、物件の維持管理もしやすくなり、長期的な資産価値の保全にもつながります。
厳しすぎる審査は空室リスクを高めますが、エンクレストは高い入居率を維持しながら審査の質も保っているバランスの良さがあります。
実際のオーナーの声(20代・30代中心)
実際のオーナーからは、「初めての不動産投資だったが、入居率の高さで安心して運用できている」「サラリーマンをしながらでも負担なく管理をお任せできる」といった声が寄せられています。
特に20代・30代の若い世代のオーナーが多く、将来の資産形成や年金対策として活用しているケースが目立ちます。
若い世代にも支持されている点は、エンクレストの投資モデルが現代のライフスタイルに合っていることを示しています。
2. デザイン性と機能性を両立した物件クオリティ
エンクレストの物件は、投資用でありながら入居者目線でのデザイン性と機能性にこだわっています。
高級感ある居住空間への高評価
入居者からは「この家賃帯でこのクオリティは満足」「内装がおしゃれで友人を呼びやすい」といった高評価が多く見られます。
投資用マンションと聞くと、どうしても「安っぽい」「味気ない」といったイメージを持たれがちですが、エンクレストはそのイメージを覆す質感を実現しています。高級感のある空間は入居者の満足度を高め、長期入居や口コミによる紹介にもつながります。
エントランスアートやインテリアへのこだわり
エンクレストの物件では、エントランスにアート作品を配置したり、照明やインテリアにこだわったりと、共用部分のデザインにも力を入れています。エントランスは入居希望者が最初に目にする場所であり、第一印象を大きく左右します。
デザイン性の高いエントランスは、内見時の成約率向上に直結します。また、入居者にとっても毎日帰宅するたびに気分が上がる空間となり、満足度が高まります。
設備・セキュリティ面の充実度
物件にはオートロック、防犯カメラ、宅配ボックス、インターネット無料など、現代の単身者が求める設備が標準装備されています。
特にセキュリティ面への配慮は女性入居者からの評価が高く、安心して暮らせる環境が整っています。設備の充実は家賃を支える重要な要素であり、周辺相場よりも高めの賃料設定が可能になる理由の一つです。
SNSでの好意的な反応
SNS上では、エンクレストの入居者が自分の部屋の写真を投稿し、「エンクレスト住みやすい」「デザインが気に入ってる」といったポジティブな投稿が散見されます。
入居者自身がSNSで物件を紹介してくれることは、無料の宣伝効果をもたらし、ブランドイメージの向上につながります。こうした自然発生的な口コミは、企業の広告よりも信頼性が高く、新規入居者の獲得にも貢献します。
3. グループ一貫体制による手厚いサポート体制
エンクレストでは、販売後のサポート体制も充実しており、初めての投資家でも安心して運用できる環境が整っています。
開発・販売・管理・買取まで完結
エンクレストは物件の企画・開発段階から販売、その後の賃貸管理、さらには将来的な買取まで、すべてを自社グループ内で完結できる体制を持っています。
これにより、オーナーは複数の業者とやり取りする手間がなく、一つの窓口ですべての相談ができます。また、グループ内で情報が共有されるため、対応がスムーズで迅速です。
24時間サポート「えんサポート24」
エンクレストでは「えんサポート24」という24時間対応のサポート体制を整えています。入居者からの設備トラブルや緊急事態にも迅速に対応できる体制があり、オーナーに代わって管理会社が対応してくれます。
深夜や休日のトラブルでもオーナー自身が対応する必要がないため、本業に支障をきたすことなく投資を続けられます。
管理人常駐・清掃・メンテナンス体制
多くの物件では管理人が常駐しており、日常的な清掃やメンテナンスが行き届いています。共用部分が清潔に保たれていることは、入居者満足度の向上と物件の資産価値維持に直結します。
また、小さなトラブルでも管理人がその場で対応できるため、大きな問題に発展する前に解決できるメリットがあります。
トラブル対応の迅速さ
オーナーや入居者からの問い合わせに対して、対応が早いという評価が多く見られます。「設備故障の連絡をしたらすぐに業者が来てくれた」「質問へのレスポンスが早くて安心できる」といった声があり、サポート体制への信頼感が高いことが分かります。迅速な対応は、入居者の満足度を高めるだけでなく、長期入居にもつながる重要な要素です。
4. 福岡ソフトバンクホークス・アビスパ福岡のスポンサーとしての知名度
エンクレストは、地域のスポーツチームのスポンサーとしても知られており、これが意外な形でブランド力向上に寄与しています。
スポーツスポンサー活動による地域認知度
福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡といった地元の人気スポーツチームのスポンサーを務めることで、地域住民への認知度が大幅に向上しています。
スタジアムでの広告露出や試合中継での社名表示は、一般消費者に対する信頼感や親近感を醸成します。「あのホークスのスポンサーなら安心」という心理的効果は、馬鹿にできません。
CMやメディア露出による安心感
スポーツスポンサーとしての活動は、テレビCMやメディア露出の機会を増やし、結果として企業の信頼性向上につながっています。
特に地方都市では、地元企業への愛着や信頼が強く、地域に根ざした活動をしている企業への評価は高まります。メディアでの露出が多いことは、「きちんとした会社」というイメージ形成にも寄与します。
ブランド力が入居者募集に与える影響
「エンクレスト」というブランド名が広く知られていることは、入居者募集時に有利に働きます。物件を探している人が「エンクレストなら安心」と感じることで、内見予約や成約率の向上につながります。
ブランド力は目に見えにくい資産ですが、長期的な入居率や家賃水準の維持に大きく貢献する要素です。
エンクレスト不動産投資の悪い口コミ・評判と注意点

どんなに優れた投資先でも、すべての人が満足するわけではありません。ここでは、エンクレストに関する否定的な口コミや注意すべきポイントについて、客観的に検証していきます。
1. 【最も多い不満】営業電話がしつこいという声の真相
エンクレストに関するネガティブな口コミで最も多いのが、営業電話に関するものです。
SNS・Googleレビューでの営業電話に関する投稿
TwitterやGoogleのレビューを見ると、「エンクレストから何度も営業電話がかかってくる」「断ったのにまた連絡が来た」といった投稿が複数見られます。
特に、一度資料請求をしたり、セミナーに参加したりした後に、営業担当から繰り返し連絡が来るケースが報告されています。こうした営業活動は、興味のない人にとっては大きなストレスとなります。
断った後も連絡が来るケースの報告
「明確に断ったのに、担当者が変わってまた電話がかかってきた」「しつこく勧誘された」という声もあります。
営業ノルマが厳しい環境では、こうした積極的なアプローチが行われることがありますが、顧客にとっては迷惑行為と受け取られかねません。企業としての信頼を損なう可能性もあり、改善が求められる部分です。
業界全体の問題と個別対応の違い
ただし、営業電話のしつこさは不動産投資業界全体に共通する問題でもあります。多くの不動産投資会社が同様の営業手法を取っており、エンクレスト特有の問題とは言い切れません。
また、営業担当者の個人差も大きく、丁寧で押し付けがましくない担当者もいれば、強引な営業をする担当者もいるのが実情です。会社全体の方針というよりは、個別の営業スタイルによる部分も大きいでしょう。
営業電話を避ける具体的な方法
もしあなたが営業電話を受けたくない場合は、以下の対策が有効です。
- 最初の問い合わせ時に「電話連絡は不要」と明記する
- メールのみでのやり取りを希望する旨を伝える
- 興味がないことをはっきりと伝え、今後の連絡を断る
- 着信拒否設定を利用する
不動産投資に興味があるが営業電話は避けたい場合は、初回の接点で明確に意思表示することが重要です。
2. 管理対応の遅れやトラブル事例を検証
管理体制に関しても、一部でトラブルが報告されています。
台風時のネット回線工事対応の遅延事例
ある入居者からは、「台風でネット回線が不調になったが、修理対応が遅かった」という報告がありました。天災による設備トラブルは予測が難しく、業者の手配や部材の確保に時間がかかることもあります。
ただし、入居者にとってはインターネットは生活インフラであり、対応の遅れは大きな不満につながります。こうしたケースでは、進捗状況の丁寧な説明が求められます。
水漏れ・設備トラブルへの初動対応
水漏れやエアコンの故障といった設備トラブルに対して、「連絡したがすぐに対応してもらえなかった」という声も一部で見られます。特に初動対応の遅れは、被害の拡大や入居者の不満増幅につながります。
24時間サポート体制を謳っている以上、迅速な初動対応は必須です。ただし、これも担当者や時期によるばらつきがある可能性が高く、全体的な傾向とは言い切れません。
個別事例と全体傾向の区別が重要
重要なのは、こうしたトラブル事例が「よくあること」なのか「例外的なケース」なのかを見極めることです。
どんなに優れた管理体制でも、年間数千件の対応の中で100%完璧ということはありません。一部の不満の声だけで全体を判断するのではなく、多数の口コミや評判を総合的に評価する必要があります。
好意的な管理対応の声も多数存在
一方で、「トラブル時の対応が早くて助かった」「管理会社の対応が丁寧で安心できる」といったポジティブな声も多数存在します。
実際、入居率99%超という数字は、管理の質が高くなければ達成できません。トラブル事例だけに注目するのではなく、全体のバランスで判断することが重要です。
3. 「壁が薄い」という評判は本当?遮音性の実態
賃貸マンションでよく問題になるのが、遮音性です。エンクレストについても、この点に関する指摘があります。
SNS上での壁の薄さに関する投稿
SNS上では、「エンクレストは壁が薄い」「隣の生活音が聞こえる」といった投稿が散見されます。特に木造アパートと比較すれば遮音性は高いものの、RC(鉄筋コンクリート)造であっても完全に音を遮断することは難しく、隣室の生活音が聞こえるケースはあります。
音の感じ方は個人差が大きく、同じ物件でも「全く気にならない」という人と「うるさい」という人が分かれることも珍しくありません。
一方で「問題ない」という声も存在
逆に、「エンクレストに住んでいるけど遮音性は問題ない」「むしろ前の物件より静か」といった声もあります。遮音性は物件の構造や階数、隣人の生活スタイルにも大きく左右されます。
角部屋か中部屋か、上下階の入居状況、隣人が静かな人かどうかといった要素が複雑に絡み合うため、一概に「壁が薄い」と断定することはできません。
物件や階数による個体差の可能性
エンクレストは120棟以上の物件を展開しており、建築年や設計によって遮音性能には差があると考えられます。
新しい物件ほど遮音性能が向上している傾向があり、また最上階や角部屋は音の問題が少ない傾向にあります。「エンクレスト全体が壁が薄い」というよりは、個別物件や部屋による差が大きいと考えるべきでしょう。
内見時の確認ポイント
もしあなたが入居を検討する場合、内見時に以下の点を確認しましょう。
- 壁を軽く叩いて構造を確認する(コンコンと軽い音がする場合は要注意)
- 隣室や上下階の入居状況を確認する
- 可能であれば日中と夜間、両方の時間帯で内見する
- 管理会社に過去の騒音トラブルの有無を確認する
投資家の立場でも、購入前に実際の物件を見学し、入居者目線で遮音性を確認することは重要です。
エンクレスト不動産投資は本当に儲かるのか?収益性を徹底分析

口コミや評判を確認したところで、最も重要な問いに答えましょう。エンクレストでの不動産投資は、本当に儲かるのでしょうか?具体的なシミュレーションとデータをもとに検証します。
実際の投資シミュレーション(年収別モデルケース)
まずは、具体的な年収別のモデルケースを見てみましょう。
年収550万円・物件価格2,190万円のケース(年間家賃収入約85万円)
年収550万円のサラリーマンが、物件価格2,190万円のエンクレスト物件を購入したケースを想定します。この物件の想定家賃は月7万円程度、年間家賃収入は約85万円(7万円×12ヶ月÷84万円)となります。
購入時の条件例:
- 物件価格:2,190万円
- 頭金:10万円(手付金)
- ローン借入額:約2,180万円
- 金利:2.0%(変動金利想定)
- 返済期間:35年
- 月々のローン返済額:約7.2万円
このケースでは、家賃収入7万円に対してローン返済が7.2万円となり、月々の収支は若干のマイナスになります。ただし、管理費や修繕積立金を考慮すると、実質的な持ち出しは月1〜2万円程度です。
この持ち出し分を「将来の資産形成のための積立」と考えるか、「赤字」と考えるかは投資家次第です。ローン完済後は家賃収入がそのまま手元に残るため、長期的な資産形成として評価できます。
年収750万円・物件価格5,390万円のケース(年間家賃収入約204万円)
年収750万円の場合、より高額な物件への投資も視野に入ります。物件価格5,390万円、想定家賃月17万円の物件を購入したケースを見てみましょう。年間家賃収入は約204万円となります。
購入時の条件例:
- 物件価格:5,390万円
- 頭金:10万円
- ローン借入額:約5,380万円
- 金利:2.0%
- 返済期間:35年
- 月々のローン返済額:約17.8万円
このケースでも、家賃収入17万円に対してローン返済が17.8万円と、若干の持ち出しが発生します。ただし、物件価格が高い分、将来的な資産価値も大きくなります。また、複数物件を所有することで分散効果が得られ、リスク管理がしやすくなるというメリットもあります。
月々の返済負担と家賃収入のバランス
上記のシミュレーションからわかるように、エンクレストの投資モデルは「月々の大きなプラス収支」を狙うものではなく、「少ない自己負担で将来の資産を形成する」という考え方が基本です。
家賃収入でローン返済のほとんどをカバーしながら、35年後にはローン完済と同時に物件が自分の資産として残ります。その後は家賃収入が丸々手元に入るため、私的年金としての機能が期待できます。
また、所得税の還付や減価償却による節税効果も考慮すれば、実質的な負担はさらに軽減されます。特に高収入のサラリーマンにとっては、節税メリットが大きいため、見かけ上の収支以上の経済効果があります。
手付金10万円から始められる仕組み
エンクレストの投資モデルの大きな特徴は、手付金10万円という少額から始められる点です。通常、不動産投資では物件価格の10〜20%の頭金が必要とされますが、提携金融機関との関係により、フルローン(物件価格全額の融資)に近い形での購入が可能です。これにより、手元資金が少ない若い世代でも投資を始められる敷居の低さがあります。
ただし、頭金が少ないということはローン残高が大きくなり、返済負担や金利負担も増えることを意味します。余裕があれば頭金を多めに入れることで、月々の返済負担を軽減し、収支を改善することもできます。
福岡市場での利回りと資産価値の維持力
次に、福岡市場における利回りと資産価値について見ていきましょう。
福岡市の表面利回り相場(4.5~6.0%)
福岡市の投資用マンションの表面利回りは、一般的に4.5〜6.0%程度が相場とされています。表面利回りとは、年間家賃収入を物件価格で割ったもので、物件の収益性を示す基本的な指標です。
例えば、物件価格2,000万円、年間家賃収入100万円の場合、表面利回りは5.0%(100万円÷2,000万円)となります。
エンクレストの物件もこの相場内に収まっており、特別に高利回りというわけではありませんが、立地や入居率の高さを考慮すれば妥当な水準と言えます。
重要なのは、利回りだけでなく「その利回りが実際に実現できるか」という点です。いくら高利回りでも空室が続けば意味がありません。
エンクレストの場合、入居率99%超という実績があるため、想定利回りが実現する可能性が高いと評価できます。
エンクレストの中古物件の流通状況
エンクレストの物件は、中古市場でも一定の流通があります。不動産投資サイトや中古マンション情報サイトで検索すると、過去に販売されたエンクレストの物件が売りに出されているケースが見つかります。これは、「売りたい時に売れる」という流動性の高さを示しています。
流動性の低い物件は、売却しようと思っても買い手がつかず、出口戦略が取れないリスクがあります。その点、エンクレストはブランド認知度が高く、中古市場でも一定の需要があるため、比較的売却しやすいと考えられます。
購入価格と売却価格の差額(キャピタルゲイン)
エンクレストの物件を購入後、数年〜十数年後に売却した場合、キャピタルゲイン(売却益)が得られるケースもあります。
特に福岡市の地価上昇トレンドが続く中では、購入時と同等もしくはそれ以上の価格で売却できる可能性があります。
ただし、キャピタルゲインを狙う場合は、購入時期や売却時期の見極めが重要です。市場が上昇局面にある時に購入し、ピーク時に売却できれば大きな利益が得られますが、逆のタイミングでは損失が出る可能性もあります。
エンクレストの場合、ブランド力と立地の良さが資産価値の下支えとなり、大きく値下がりするリスクは相対的に低いと考えられます。
長期保有による資産形成の可能性
エンクレスト投資の本質は、短期的な売却益ではなく、長期保有による資産形成にあります。35年間ローンを払い続けた後には、物件が完全に自分の資産となり、その後の家賃収入は丸々手元に残ります。仮に月7万円の家賃収入があれば、年間84万円、10年間で840万円の収入となります。
さらに、老後に物件を売却すれば、まとまった資金が手に入ります。公的年金だけでは不安な老後資金を、不動産投資で補完するという考え方は、現代の資産形成戦略として合理的です。
【他エリアとの比較】東京・大阪との価格差とメリット
最後に、福岡市と他の大都市を比較してみましょう。
東京23区と福岡市の物件価格比較
東京23区の投資用ワンルームマンションは、都心部であれば3,000万円〜5,000万円、場合によっては7,000万円以上することも珍しくありません。一方、福岡市のエンクレストであれば、2,000万円台から購入可能です。
この価格差は、初期投資額の違いとなり、ローン審査の通りやすさや返済負担に直結します。若い世代や初めて不動産投資をする人にとって、福岡の物件価格の手頃さは大きなメリットです。
地方都市ならではの参入障壁の低さ
東京の不動産投資は、高額な物件価格に加えて競争も激しく、良い物件はすぐに売れてしまいます。一方、福岡市は地方都市でありながら成長性が高く、まだ参入の余地があります。エンクレストのような確立されたブランドがあることで、物件選定の難易度も下がります。
地方都市の中でも福岡は特別な位置づけにあります。人口減少が進む地方都市が多い中、福岡は人口増加が続いており、地方都市のリスクと大都市のメリットを併せ持つ希少なマーケットです。
利回りと価格のバランスが良い理由
東京23区の投資用マンションは、表面利回りが3〜4%程度と低めです。一方、福岡市は4.5〜6.0%と、より高い利回りが期待できます。物件価格が安い分、同じ家賃収入でも利回りが高くなるためです。
利回りが高いということは、投資効率が良いということです。同じ金額を投資するなら、利回りが高い方が得られる収益も大きくなります。ただし、利回りだけでなく、空室リスクや将来性も総合的に判断する必要があります。
分散投資先としての福岡の魅力
すでに東京や大阪で不動産投資をしている人にとって、福岡は分散投資先として魅力的です。地域を分散することで、特定エリアの災害リスクや市場変動リスクを軽減できます。
また、福岡は独自の経済圏と人口動態を持っているため、東京の市況に左右されにくいというメリットもあります。
ポートフォリオの一部として福岡の物件を組み入れることで、全体のリスク・リターンバランスを改善できる可能性があります。
エンクレスト投資のメリット5選

エンクレストへの投資には、福岡エリア特有の魅力と同社独自のサービスが組み合わさった、数多くのメリットがあります。ここでは、主要な5つのポイントを詳しく解説します。
① 福岡市の将来性と賃貸需要の安定性
福岡市は日本国内でも数少ない「人口が増え続けている政令指定都市」の一つです。不動産投資において、人口動態は賃貸需要を左右する最重要指標と言えます。エンクレストが主に物件を展開する福岡市は、この点で非常に有利な立場にあります。
2035年まで続く人口成長予測
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、福岡市の人口は2035年まで増加を続けると予測されています。
全国的に人口減少が進む中、福岡市は東京圏に次ぐ人口増加を示しており、賃貸需要の持続性が期待できます。
人口が増えるということは、住宅を必要とする人が増えるということ。長期的に見て、空室リスクが比較的低いエリアだと言えるでしょう。
単身世帯増加率NO.1
福岡市は単身世帯の増加率で全国1位を記録しています。エンクレストの物件は主にワンルームや1Kといった単身者向け物件が中心ですから、この傾向は投資家にとって追い風です。
若年層の流入、大学や企業の集積、そして晩婚化・非婚化といった社会トレンドが、単身世帯の増加を後押ししています。
働き手の増加による賃貸需要の高まり
福岡市は「働きやすい都市」としても知られ、IT企業やスタートアップの誘致にも積極的です。これにより、若い世代の転入が続いており、賃貸物件への需要は今後も高い水準を維持すると考えられます。
働き手が増えるということは、安定した収入を持つ入居者層が増えることを意味し、家賃滞納リスクの低減にもつながります。
大規模再開発による地価上昇期待
福岡市では天神ビッグバンやウォーターフロントネクストといった大規模再開発プロジェクトが進行中です。これらのプロジェクトにより、都市機能の向上とともに地価の上昇が期待されています。
将来的に売却を検討する際、購入時よりも高い価格で売却できる可能性もあるため、キャピタルゲイン(売却益)も視野に入れられます。
② 初期費用を抑えた投資スタート
エンクレストの投資では、初期費用のハードルが比較的低いという大きなメリットがあります。多額の自己資金がなくても、不動産投資をスタートできる環境が整っています。
金融機関ローン活用で手付金10万円のみ
エンクレストでは、提携金融機関のローンを活用することで、手付金10万円から投資を始めることが可能です。物件価格の全額を自己資金で用意する必要がないため、手元資金を温存しながら資産形成を進められます。
もちろん、ローン審査や返済能力の審査はありますが、まとまった現金がなくても投資チャンスを掴めるのは大きな魅力です。
20代・30代が約80%を占めるオーナー層
エンクレストのオーナー層は、20代・30代が約80%を占めています。これは、若い世代でも無理なく始められる投資環境が整っていることの証明です。
若いうちから不動産投資を始めることで、ローン完済時にはまだ現役世代であり、老後資金の確保にも大きく貢献します。
提携金融機関の紹介サポート
エンクレストでは、複数の金融機関と提携しており、投資家の属性や希望に応じた融資先を紹介してくれます。
自分で金融機関を探し、条件を比較する手間が省けるため、初心者にとっては心強いサポートです。金利や返済期間などの条件も、提携先ならではの優遇が受けられるケースがあります。
初心者でも始めやすい投資環境
初期費用が抑えられること、サポート体制が充実していること、そして福岡エリアという将来性のある立地。
これらが組み合わさることで、不動産投資未経験者でも安心して第一歩を踏み出せる環境が整っています。セミナーや個別相談も充実しており、疑問や不安を解消しながら投資判断ができます。
③ 生命保険代わりになる団体信用生命保険
不動産投資ローンを組む際、多くの場合「団体信用生命保険(団信)」への加入が条件となります。この団信が、実は生命保険の代替機能を果たすという点も、エンクレスト投資の大きなメリットです。
団信によるローン残債免除の仕組み
団信とは、ローン契約者が万が一死亡または高度障害状態になった場合、残りのローン残債が保険金によって完済される仕組みです。
つまり、あなたに万が一のことがあった場合でも、ローンの返済義務はなくなり、物件はそのまま残ります。
残された家族への家賃収入継続
ローンが完済された物件は、残された家族にとって「無借金の収益物件」となります。毎月の家賃収入がそのまま家族の生活費や教育費に充てられるため、経済的な安心を提供できます。これは、通常の生命保険とは異なる「継続的な収入源」という点で、非常に大きな価値があります。
生命保険の代替手段としての活用
もしあなたが既に高額な生命保険に加入しているなら、不動産投資ローンの団信でカバーできる部分を見直し、保険料を削減できる可能性があります。
エンクレストにはファイナンシャルプランナー(FP)が在籍しており、保険と不動産投資を組み合わせた最適なプランニングを提案してもらえます。
FP在籍による保険見直し提案
不動産投資と保険の見直しを同時に行うことで、月々のキャッシュフローを改善できるケースは少なくありません。
FPによる客観的なアドバイスを受けることで、無駄な保険料を削減しつつ、万が一の備えも万全にするという、賢い資産設計が可能になります。
④ 新築・中古から選べる豊富な物件ラインナップ
エンクレストでは、投資家のニーズや資金状況に応じて、新築物件と中古物件の両方から選択できます。
新築物件の随時建設
エンクレストは福岡市内を中心に、新築デザイナーズマンションを継続的に建設しています。新築物件のメリットは、設備が最新であること、入居者に選ばれやすいこと、そして減価償却を最大限活用できることです。また、新築ならではの保証やアフターサービスも充実しています。
中古物件の流通状況
一方で、予算を抑えたい、あるいは既に稼働実績のある物件を選びたいという場合は、中古のエンクレスト物件も選択肢に入ります。
中古物件は新築に比べて価格が抑えられており、利回りが高くなる傾向があります。また、既に入居者がいる「オーナーチェンジ物件」なら、購入直後から家賃収入を得られます。
公式サイトでの最新物件情報
エンクレストの公式サイトでは、最新の販売物件情報がリアルタイムで更新されています。価格、間取り、最寄り駅、想定利回りなど、投資判断に必要な情報が一覧で確認でき、比較検討がしやすい設計になっています。
ニーズに合わせた物件選択が可能
「新築で安心感を得たい」「中古で高利回りを狙いたい」「駅近で空室リスクを抑えたい」投資家それぞれのニーズに応じて、柔軟に物件を選べるのがエンクレストの強みです。担当者と相談しながら、あなたの投資方針に最も合った物件を見つけることができます。
⑤ 税金対策(所得税・住民税)としての活用
不動産投資は、実は税金対策としても有効です。特にサラリーマンや公務員など、給与所得がある方にとっては、節税効果が大きなメリットとなります。
不動産所得の損益通算による節税効果
不動産投資では、家賃収入から必要経費(ローン金利、管理費、修繕費、減価償却費など)を差し引いた「不動産所得」が計算されます。
この不動産所得が赤字になった場合、給与所得などと損益通算することで、課税所得を減らし、所得税や住民税の還付を受けられます。特に投資初期は経費が多く計上されるため、節税効果が高くなる傾向があります。
減価償却費の計上メリット
建物部分は毎年「減価償却費」として経費計上できます。これは実際にお金が出ていくわけではない「帳簿上の経費」ですが、税務上は経費として認められるため、キャッシュフローを悪化させずに課税所得を減らせます。新築マンションの場合、鉄筋コンクリート造なら47年間にわたって減価償却が可能です。
経費計上できる項目一覧
不動産投資で経費として計上できる主な項目には、以下のようなものがあります。
- ローン金利(元本は対象外)
- 管理費・修繕積立金
- 賃貸管理委託費
- 火災保険料・地震保険料
- 固定資産税・都市計画税
- 減価償却費
- 修繕費
- 税理士報酬
- 交通費(物件視察など)
これらを適切に計上することで、税負担を大きく軽減できます。
税制面でのアドバイザー対応
エンクレストでは、税制面でのアドバイスを行える専門スタッフが在籍しています。確定申告の方法や経費計上のポイントなど、初心者が陥りがちな失敗を未然に防ぐサポートが受けられます。
もちろん、最終的には税理士に依頼することが望ましいですが、基本的な知識を得られる環境が整っているのは安心材料です。
エンクレスト投資のデメリット・リスク3選

メリットがある一方で、エンクレスト投資には見過ごせないデメリットやリスクも存在します。投資判断を誤らないためにも、以下の3点はしっかり理解しておく必要があります。
① 投資エリアが福岡中心で地域分散できない
エンクレストの物件は、福岡市と熊本市に集中しています。これは「福岡の将来性に賭ける」という明確な戦略ですが、同時に地域リスクの集中を意味します。
福岡市・熊本市に物件が集中
2024年12月時点での124棟・11,750戸の供給実績は、ほぼすべてが福岡市と熊本市に集中しています。つまり、エンクレストで複数物件を購入しても、地理的な分散投資にはなりません。
首都圏・大都市圏の物件がない
東京、横浜、大阪、名古屋といった首都圏や三大都市圏での物件展開はありません。これらのエリアでの投資機会を求める場合は、他社を検討する必要があります。
首都圏と地方都市では、賃貸市場の特性や将来見通しが異なるため、両方に分散したいという投資家には不向きです。
地域リスクの集中化
万が一、福岡市で大規模な自然災害が発生したり、経済状況が悪化したりした場合、保有物件すべてに影響が及ぶリスクがあります。また、行政の政策変更や再開発の失敗なども、地域全体に影響を及ぼす可能性があります。
対策:他エリアとの分散投資の検討
このリスクに対処するには、エンクレスト以外の会社で首都圏や他の地方都市の物件を購入し、地理的な分散を図ることが有効です。「すべての卵を一つのカゴに盛らない」という投資の基本原則を、不動産投資でも適用すべきでしょう。
② 物件価格がやや高め(内装・設備へのコスト)
エンクレストの物件はデザイナーズマンションとして、デザイン性や設備の質にこだわっています。その分、物件価格は周辺相場と比べてやや高めに設定されている傾向があります。
デザイン性・設備投資による価格上昇
エンクレストの物件は、独立洗面台、浴室乾燥機、宅配ボックス、オートロック、デザイン性の高い内装など、入居者に選ばれるための設備が充実しています。これらは入居率を高める要因となる一方、建築コストを押し上げ、販売価格に反映されます。
周辺相場との比較が必須
投資判断を行う際は、必ず同じエリア・同じ間取りの他の物件と価格や利回りを比較してください。「デザイン性の高さ」が本当に家賃に反映されているのか、空室リスクを下げる効果があるのかを、客観的に評価する必要があります。
高品質と収益性のバランス判断
高品質な物件は入居者に選ばれやすく、長期的に安定した収入を生む可能性があります。しかし、購入価格が高すぎると、利回りが低くなり、投資効率が悪化します。あなたの投資目的が「安定収入」なのか「高利回り」なのかによって、判断は変わるでしょう。
複数社の物件比較が重要
エンクレストだけでなく、他の不動産投資会社の物件も比較検討することを強くおすすめします。同じ予算で、より高い利回りが得られる物件が他にあるかもしれません。少なくとも3〜5社程度の物件を比較することで、適正価格の感覚が身につきます。
③ 短期売却には向かない長期保有型投資
エンクレスト投資は、基本的に長期保有を前提としたインカムゲイン(家賃収入)型の投資です。短期的な転売益を狙うには不向きです。
インカムゲイン(家賃収入)がメイン
エンクレストの投資モデルは、毎月安定した家賃収入を得ながら、ローンを返済していく形です。ローン完済後は、家賃収入がそのまま手元に残り、老後の収入源となります。この戦略は長期的には非常に有効ですが、短期間で大きなリターンを得たい人には向きません。
短期転売による利益は期待しにくい
不動産は購入時に登記費用、不動産取得税などの初期コストがかかり、売却時にも仲介手数料や譲渡所得税が発生します。短期間で売却すると、これらのコストが利益を圧迫し、場合によっては損失が出る可能性もあります。
5年以内売却の税制デメリット
不動産を売却して利益が出た場合、その利益(譲渡所得)には税金がかかります。所有期間が5年以内の「短期譲渡所得」には約39%、5年超の「長期譲渡所得」には約20%の税率が適用されます。この差は非常に大きく、短期売却は税制面で不利です。
中長期視点での資産形成が前提
エンクレスト投資は、10年、20年、あるいはローン完済までの30年超といった長期スパンで考えるべき投資です。
「すぐに現金が必要になるかもしれない」「数年以内に引っ越す予定がある」といった状況の人には、おすすめできません。投資の前に、自分のライフプランと照らし合わせることが重要です。
エンクレスト不動産投資のトラブル事例と対処法

不動産投資には、さまざまなトラブルがつきものです。エンクレストに限った話ではありませんが、実際に起こりうるトラブル事例とその対処法を知っておくことは、リスク管理の第一歩です。
よくあるトラブル ①:想定より収支が悪化するケース
投資開始時のシミュレーションと実際の収支が大きく乖離するケースは、不動産投資でよくあるトラブルの一つです。
家賃下落リスクの発生要因
新築時は高めの家賃設定ができますが、築年数が経過するにつれて家賃は下落する傾向があります。周辺に新しい物件が増えれば、競争激化により家賃を下げざるを得ないこともあります。また、経済状況の変化や人口動態の変動も、家賃相場に影響を与えます。
修繕費・管理費の予想外の増加
築年数が経過すると、設備の故障や老朽化により修繕費が増加します。エアコン、給湯器、水回りなどの交換には数十万円単位の費用がかかることもあります。
また、マンション全体の大規模修繕が実施される際には、修繕積立金の値上げや一時金の徴収が発生する可能性もあります。
空室期間の長期化
入居者が退去した後、次の入居者が決まるまでの空室期間が長引くと、その間の家賃収入がゼロになります。
特に、周辺に競合物件が多いエリアや、入居需要が低い時期(1〜3月以外)に退去があると、空室期間が長期化しやすくなります。
事前シミュレーションの重要性
収支悪化を防ぐには、購入前のシミュレーションを慎重に行うことが不可欠です。販売会社が提示する楽観的な数字だけでなく、以下のような「厳しめ」のシナリオでもシミュレーションしてください。
- 家賃が10〜20%下落した場合
- 年間1〜2ヶ月の空室が発生した場合
- 修繕費が年間10〜20万円かかった場合
- 金利が上昇した場合(変動金利の場合)
これらの条件でも収支が成り立つなら、比較的安全な投資だと言えます。
よくあるトラブル ②:サブリース契約の解約問題
サブリース契約は「家賃保証」として魅力的に見えますが、契約内容を十分理解していないとトラブルの原因となります。
サブリース契約のメリット・デメリット
サブリース契約とは、管理会社が物件を一括借り上げし、オーナーに毎月一定の家賃を保証する仕組みです。空室リスクをヘッジでき、入居者対応の手間もかからないというメリットがあります。
一方で、保証される家賃は実際の市場家賃より10〜20%程度低く設定されるため、満室経営できれば通常管理の方が収益性は高くなります。また、契約内容によっては、数年ごとに保証家賃が見直され、減額される可能性もあります。
解約時の条件や制約
サブリース契約は、オーナー側からの解約が難しい(あるいは違約金が発生する)ケースが多い一方、管理会社側からは比較的容易に解約できる契約になっていることがあります。これは借地借家法により、貸主(この場合はオーナー)よりも借主(管理会社)が保護されるためです。
万が一、管理会社から一方的に契約を解除された場合、突然自主管理に切り替わり、入居者募集や管理業務を自分で行わなければならなくなる可能性があります。
管理形態の選択肢(一般管理 Vs. サブリース)
エンクレストでは、一般的な賃貸管理委託とサブリース契約の両方が選択できます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたの投資スタイルやリスク許容度に合わせて選びましょう。
- 一般管理:空室リスクはあるが、満室時の収益性が高い。管理会社への委託料は家賃の5%前後。
- サブリース:空室リスクがないが、保証家賃が低い。長期的な家賃減額リスクがある。
契約前の確認事項
サブリース契約を結ぶ前に、必ず以下の点を確認してください。
- 保証家賃の見直し時期と条件
- 解約条件(双方からの解約可否、違約金の有無)
- 原状回復費用や修繕費の負担区分
- 免責期間(入居者退去後、次の入居者が決まるまで保証が適用されない期間)の有無
- 管理会社の財務状況(倒産リスク)
これらを書面でしっかり確認し、不明点は納得いくまで質問することが重要です。
よくあるトラブル ③:売却時の査定額が低い
将来的に物件を売却する際、思ったより査定額が低くて困るケースもあります。
購入価格と売却価格の乖離
不動産は購入した瞬間に「新築プレミアム」が剥がれ、中古物件として扱われます。そのため、購入価格と売却価格には必ず差が生じます。
特に、新築で購入した場合、購入価格には販売会社の利益や広告費が上乗せされているため、市場価格との乖離が大きくなりがちです。
サブリース契約が査定に与える影響
サブリース契約が付いた物件は、買い手にとってリスクが高いと判断され、査定額が低くなることがあります。
なぜなら、買い手がサブリース契約を引き継ぐ場合、保証家賃が市場家賃より低いため収益性が悪く、かつ契約解除も難しいからです。
築年数・市場動向との関係
築年数が経過すれば、当然ながら物件価値は下がります。また、売却時の不動産市況(金利、景気、地域の人気度など)も大きく影響します。購入時は好況でも、売却時に不況になっていれば、大幅な値下がりもありえます。
出口戦略の事前設計
売却時のトラブルを防ぐには、購入前に「出口戦略」を考えておくことが重要です。
- いつ頃売却するのか(ローン完済後? 10年後?)
- どのくらいの価格で売れそうか(周辺の中古物件相場を調査)
- 売却せずに保有し続ける選択肢もあるか
- 売却時の税金(譲渡所得税)を試算しておく
出口戦略を明確にしておくことで、「売るに売れない」という最悪の事態を避けられます。また、複数の不動産会社に査定を依頼し、売却可能性と価格を事前に把握しておくのも有効です。
エンクレストはこんな人におすすめ!利用が向いている人の特徴

エンクレストでの不動産投資は、すべての人に向いているわけではありません。ここでは、特にエンクレストの投資が適している人の特徴を解説します。
1. 福岡エリアで不動産投資を始めたい人
まず第一に、福岡エリアに興味があり、その将来性を信じられる人に向いています。
地元在住で土地勘がある
あなたが福岡在住、あるいは福岡出身で土地勘があるなら、エリアの特性や将来性を肌感覚で理解できるでしょう。
どの駅が便利か、どのエリアが人気か、再開発がどう進んでいるか、こうした情報は、投資判断の精度を高めます。
福岡の将来性に期待している
人口増加、経済成長、大規模再開発、福岡市の将来性に期待できるなら、エンクレストは有力な選択肢です。特に、東京一極集中に疑問を持ち、地方都市の成長に賭けたい人には最適です。
地方都市での安定収入を求めている
首都圏の物件は価格が高く、利回りが低い傾向があります。一方、福岡エリアは物件価格が比較的手頃で、利回りも確保しやすいため、安定した収入を求める人に向いています。
2. 年収500万円以上の会社員・公務員・医療従事者
エンクレストの投資では、金融機関からの融資が前提となるため、一定の属性が求められます。
住宅ローン活用が可能な属性
年収500万円以上、勤続年数3年以上、正社員または公務員、こうした属性があれば、金融機関からの融資が受けやすくなります。特に公務員や大企業勤務、医療従事者などは、融資条件が有利になる傾向があります。
本業が忙しく管理を任せたい
不動産投資は「不労所得」と言われますが、実際には物件管理や入居者対応など、手間がかかる部分もあります。エンクレストでは管理業務を一括して任せられるため、本業が忙しいサラリーマンや医師、看護師などに最適です。
25歳~55歳の年齢層
ローンの返済期間を考えると、25歳〜55歳の年齢層が最も投資に適しています。若いうちに始めれば、定年前にローンを完済でき、老後の収入源として機能します。また、団信の加入条件も、年齢が若いほど有利です。
3. 副収入・老後資金の確保を目指している人
エンクレスト投資は、副収入や老後資金の準備として非常に有効です。
年金対策として
公的年金だけでは老後の生活が不安, , そんなあなたにとって、不動産投資は「私的年金」として機能します。ローン完済後は、家賃収入がそのまま年金の上乗せとなり、ゆとりある老後生活を実現できます。
第二の収入源として
本業の収入だけに頼るのはリスクです。不動産投資による家賃収入があれば、万が一の失業や病気の際にも、経済的な安心感が得られます。また、家賃収入が本業の収入を超えれば、経済的自由に近づくこともできます。
生命保険代わりとして
前述の通り、団信により万が一の際には家族に無借金の収益物件が残ります。これは生命保険と同等、あるいはそれ以上の価値があると言えます。既存の生命保険を見直し、保険料を削減しながら、より実用的な備えを持つことができます。
4. 入居者対応をすべて任せたい人
不動産投資における面倒な業務から解放されたい人にも、エンクレストは向いています。
24時間サポート体制を活用
エンクレストでは、24時間365日の入居者サポート体制を整えています。夜間のトラブルや緊急対応も、すべて管理会社が対応してくれるため、オーナーが直接対応する必要はありません。
管理業務の煩わしさを避けたい
家賃の集金、入居者募集、クレーム対応、退去時の立ち会い、原状回復の手配、これらすべてを管理会社に任せられます。あなたは毎月の収支報告を確認するだけで、他の時間を本業や趣味に使えます。
本業に集中しながら投資したい
不動産投資に時間を取られることなく、本業に集中したい、そんなあなたにとって、管理を丸投げできるエンクレストは理想的です。専用アプリで収支状況をいつでも確認でき、管理会社とのやり取りもスムーズです。
エンクレストで不動産投資を始める流れ(7ステップ)
実際にエンクレストで不動産投資を始める場合、どのような流れになるのでしょうか。ここでは、問い合わせから運用開始までの7つのステップを詳しく解説します。
ステップ ①:資料請求(メール or 郵送選択可)

まずは、エンクレストの公式サイトから資料請求を行います。メールまたは郵送を選択でき、あなたの都合に合わせて情報を受け取れます。
資料には、エンクレストの物件概要、投資のメリット、実績データ、オーナーの声などが掲載されており、基本情報を把握するのに役立ちます。
資料請求は無料で、義務も発生しません。まずは情報収集から始めて、不動産投資の全体像をつかみましょう。この段階で、他社の資料も同時に請求し、比較検討することをおすすめします。
ステップ ②:担当者との面談(対面 or オンライン)

資料を確認して興味を持ったら、次は担当者との面談です。対面でもオンラインでも対応可能なので、遠方に住んでいる人や忙しい人でも気軽に相談できます。
面談では、あなたの年収、資産状況、投資目的、リスク許容度などをヒアリングし、最適な投資プランを提案してもらえます。
疑問点や不安な点があれば、この段階で徹底的に質問してください。納得できるまで何度でも面談を重ねることが可能です。
ステップ ③:不動産投資のリスク説明を受ける
エンクレストでは、投資のメリットだけでなく、リスクについてもしっかりと説明を受けます。空室リスク、家賃下落リスク、金利上昇リスク、災害リスクなど、不動産投資に伴うさまざまなリスクを理解することは、後悔しない投資判断のために不可欠です。
この説明をおろそかにする業者は信頼できません。逆に、リスクを正直に説明してくれる業者は、誠実で信頼に値すると言えます。説明内容は必ずメモを取り、不明点はその場で確認しましょう。
ステップ ④:物件選定・管理プラン選定
リスクを理解し、投資を決意したら、次は具体的な物件選びです。エンクレストの担当者と相談しながら、立地、価格、利回り、築年数などの条件に合った物件を選定します。
同時に、管理プランも選びます。一般管理にするか、サブリース契約にするか, , あなたの投資スタイルやリスク許容度に応じて、最適なプランを選択してください。複数の物件を比較検討し、納得のいく物件が見つかるまで焦らないことが重要です。
ステップ ⑤:不動産売買契約・融資申込み
物件が決まったら、不動産売買契約を締結します。契約書には重要な条項が多数記載されているため、隅々まで確認してください。わからない用語や条項があれば、必ず説明を求めましょう。
同時に、提携金融機関に融資の申し込みを行います。必要書類(源泉徴収票、確定申告書、身分証明書など)を準備し、審査を受けます。審査には通常1〜2週間程度かかります。
ステップ ⑥:融資実行・物件引渡し
融資審査が通れば、金融機関から融資が実行され、物件の引き渡しが行われます。この時点で、あなたは正式に物件のオーナーとなります。
引き渡し時には、鍵の受け取りや各種書類(登記済証、管理規約、重要事項説明書など)の確認を行います。また、火災保険や地震保険の加入手続きも、この段階で完了させておくと安心です。
ステップ ⑦:アプリでらくらく管理開始

エンクレストでは、専用アプリを使って物件の管理状況や収支をいつでも確認できます。家賃の入金状況、支出の明細、入居者の状況などが一目でわかり、管理会社とのやり取りもアプリ上で完結します。
運用開始後は、基本的に管理会社にすべて任せられるため、あなたがすることはほとんどありません。年に一度、確定申告の時期に収支をまとめる程度です。あとは、毎月の家賃収入を楽しみに待つだけです。
【比較検討】エンクレストと他の不動産投資会社の違い

不動産投資を成功させるためには、複数の会社を比較検討することが不可欠です。ここでは、エンクレストと他社の違いを解説します。
首都圏マンション投資会社との比較
首都圏を中心に展開する不動産投資会社とエンクレストを比較してみましょう。
リノシー・FJネクスト・プロパティエージェントなど
首都圏の代表的な不動産投資会社としては、リノシー、FJネクスト、プロパティエージェントなどがあります。これらの会社は、東京23区や横浜などの首都圏エリアに特化しており、高い入居率と資産価値の安定性が魅力です。
エリア・価格帯・入居率の違い
- エリア:エンクレストは福岡・熊本中心、首都圏の会社は東京・横浜・川崎などが中心です。
- 価格帯:首都圏の物件は2,500万円〜4,000万円程度が中心で、エンクレストの物件(2,000万円〜3,000万円程度)より高めです。その分、融資額も大きくなり、月々の返済負担も増えます。
- 入居率:両者とも95%以上の高い入居率を誇りますが、首都圏の方が賃貸需要の絶対数が多く、空室リスクは若干低いと言えます。ただし、福岡も十分高い水準を維持しています。
- 利回り:福岡エリアの方が物件価格が抑えられるため、表面利回りは高めになる傾向があります。首都圏は4〜5%程度、福岡は5〜6%程度が一般的です。
地方都市 Vs. 首都圏のメリット・デメリット
地方都市(福岡)のメリット:
- 物件価格が手頃で、初期投資が抑えられる
- 利回りが比較的高い
- 人口増加が続いており、将来性がある
- 首都圏と比べて競合が少ない
地方都市(福岡)のデメリット:
- 首都圏と比べると賃貸需要の絶対数が少ない
- 地域経済の変動に影響を受けやすい
- 売却時の流動性が首都圏より低い可能性
首都圏のメリット:
- 賃貸需要が非常に高く、空室リスクが低い
- 資産価値が安定しており、売却しやすい
- 金融機関の融資条件が有利
- 将来的な値上がり期待もある
首都圏のデメリット:
- 物件価格が高く、初期投資額が大きい
- 利回りが低め
- 競合物件が非常に多い
- 災害リスク(地震など)が集中
どちらが優れているというわけではなく、あなたの資金力、投資目的、リスク許容度に応じて選ぶべきです。理想的には、両方のエリアに分散投資することで、リスクを分散できます。
福岡エリアの他ブランドマンションとの比較
福岡エリアには、エンクレスト以外にも投資用マンションブランドが存在します。
リファレンス、サヴォイシリーズなど
福岡エリアの代表的なマンションブランドとしては、リファレンス、サヴォイシリーズ、アルファステイツなどがあります。これらもデザイン性や立地にこだわった物件を展開しており、投資対象として検討する価値があります。
デザイン性・価格・管理体制の違い
- デザイン性:エンクレストはデザイナーズマンションとしてのブランディングが強く、内装や外観のデザイン性を重視しています。他ブランドも同様の傾向がありますが、各ブランドごとにコンセプトが異なるため、実際の物件を見比べることが重要です。
- 価格:ブランドや立地によって価格帯は異なりますが、同じエリア・同じ間取りであれば、大きな差はないことが多いです。ただし、デザインや設備のグレードによって、数百万円単位の差が出ることもあります。
- 管理体制:エンクレストはグループ内で管理会社を持ち、一貫したサポート体制を提供しています。他ブランドも同様のサービスを提供していますが、管理の質やアプリの使いやすさ、対応の早さなどは、実際に利用したオーナーの口コミを参考にすると良いでしょう。
複数物件の比較検討が重要
福岡エリアで不動産投資を検討するなら、エンクレストだけでなく、他のブランドマンションも比較検討してください。最低でも3〜5社の物件を見比べることで、適正価格や各社の特徴が見えてきます。
比較のポイントとしては、以下が挙げられます。
- 立地(駅からの距離、周辺環境)
- 価格と利回り
- デザイン・設備のグレード
- 管理体制とサポート内容
- 入居率の実績
- オーナーの口コミ・評判
- 売却時のサポート体制
これらを総合的に判断し、最もあなたの投資目的に合った物件を選びましょう。
まとめ
エンクレストは、福岡・熊本エリアで高い実績を持つ不動産投資会社です。人口増加が続く福岡市の将来性、デザイン性の高い物件、充実した管理体制、そして初期費用を抑えた投資スタイルが、多くの投資家から支持されています。
一方で、投資エリアが福岡中心であることによる地域リスクの集中、物件価格がやや高めであること、長期保有が前提となることなど、デメリットやリスクも存在します。
また、収支の悪化、サブリース契約のトラブル、売却時の査定額の低さといった、不動産投資全般に共通するトラブル事例も理解しておく必要があります。
エンクレストが向いているのは、福岡エリアで不動産投資を始めたい人、年収500万円以上の会社員・公務員・医療従事者、副収入や老後資金の確保を目指している人、そして入居者対応をすべて任せたい人です。あなたがこれらの条件に当てはまるなら、エンクレストは有力な選択肢となるでしょう。
ただし、不動産投資は大きな決断です。エンクレストだけでなく、他社の物件も比較検討し、複数の専門家(FP、税理士、不動産コンサルタントなど)の意見も聞いた上で、最終判断を下すことをおすすめします。焦らず、じっくりと情報を集め、納得のいく投資先を見つけてください。
エンクレスト不動産投資でよくある質問(Q&A)
最後に、エンクレスト不動産投資に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1:エンクレストの入居率は本当に99%以上?
エンクレストの公式発表では、入居率99%以上を維持しているとされています。これは、デザイン性の高い物件、好立地、そして充実した入居者サポート体制が功を奏していると考えられます。
ただし、入居率は物件によって異なるため、購入を検討する際は、その物件の個別の入居実績を確認することが重要です。また、入居率の計算方法(戸数ベースか面積ベースか、空室期間の定義など)も確認しておきましょう。
Q2:営業電話を止める方法はありますか?
資料請求や問い合わせ後、営業電話がかかってくることがあります。もし投資の意思がない、あるいは今は検討していないという場合は、はっきりとその旨を伝えましょう。
「現在は投資を検討していません」「今後興味があれば、こちらから連絡します」と明確に断ることで、多くの場合は電話が止まります。
それでも電話が続く場合は、「今後一切連絡しないでください」と強く伝え、必要であればメールでも同様の内容を送信しておくと良いでしょう。
Q3:自宅のローンがあっても投資用ローンは組める?
自宅の住宅ローンがあっても、投資用ローンを組むことは可能です。ただし、既存のローン残高や年収、返済比率などが審査に影響します。
金融機関は「年収に対する年間返済額の割合(返済比率)」を重視するため、自宅ローンと投資用ローンの合計返済額が年収の35〜40%以内に収まっていることが目安となります。不安な場合は、事前審査を受けて融資可能かどうかを確認することをおすすめします。
Q4:年収制限はありますか?
明確な年収制限は公表されていませんが、一般的には年収500万円以上が目安とされています。ただし、勤務先の安定性、勤続年数、自己資金の有無、他のローンの状況なども総合的に判断されるため、年収だけで融資の可否が決まるわけではありません。
年収が500万円未満でも、他の条件が良ければ融資が受けられる可能性もあるため、まずは相談してみることをおすすめします。
Q5:セミナーは開催していますか?
エンクレストでは、不動産投資に関するセミナーを定期的に開催しています。オンラインセミナーと対面セミナーの両方があり、初心者向けの基礎セミナーから、税金対策や物件選びのポイントなど、テーマ別のセミナーも用意されています。
セミナーでは、実際のオーナーの体験談を聞けることもあり、リアルな情報を得られる貴重な機会です。公式サイトでセミナー情報を確認し、興味があるテーマがあれば参加してみましょう。
Q6:マンションの寿命(耐用年数)は?
エンクレストの物件は、主に鉄筋コンクリート造(RC造)または鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)です。これらの構造の物理的な寿命は、適切なメンテナンスを行えば60年〜100年以上とされています。
ただし、税務上の法定耐用年数は47年(RC造の住宅用)であり、これは減価償却の計算に使われる年数です。
実際には、築年数が古くなると建物の資産価値は下がりますが、立地が良ければ土地の価値が維持されるため、総合的な資産価値がゼロになることは少ないでしょう。
Q7:エンクレストは儲かる投資ですか?
「儲かるかどうか」は、物件選び、購入価格、融資条件、運用期間、売却タイミングなど、多くの要素に左右されます。
エンクレストの物件は、福岡エリアの将来性と高い入居率により、安定した家賃収入が期待できます。しかし、短期間で大きな利益を得るのは難しく、長期保有によるインカムゲイン(家賃収入)がメインとなります。
適切な物件を選び、長期的な視点で運用すれば、老後資金の確保や資産形成に十分貢献すると言えるでしょう。ただし、リスクもあるため、「確実に儲かる」とは言えません。
Q8:福岡以外の物件はありますか?
エンクレストの物件は、現時点では福岡市と熊本市に集中しており、首都圏や他の地方都市での展開はありません。
もし福岡以外のエリアで投資したい場合は、他の不動産投資会社を検討する必要があります。ただし、今後エリアを拡大する可能性もゼロではないため、公式サイトや担当者に最新情報を確認してみると良いでしょう。




