株式会社ベルテックスの口コミ・評判怪しい?投資前に知るべきポイント

不動産投資を検討していると、株式会社ベルテックスの名前を目にする機会が多いのではないでしょうか。

しかし同時に、ネット上では「怪しい」「やばい」といったネガティブな声も散見されます。投資用不動産は大きな金額が動く取引ですから、慎重になるのは当然です。

実際、ベルテックスは創業10年で売上200億円を超える急成長企業として業界で注目を集めています。一方で、営業方法や契約内容に関する疑問の声も存在します。

あなたが信頼できるパートナーかどうかを判断するには、客観的な事実と利用者のリアルな声を知ることが不可欠です。

本記事では、株式会社ベルテックスの企業実態、口コミ評判、「怪しい」と言われる理由の真偽、そして具体的な強みと弱みまで、不動産投資の専門的視点から徹底解説します。

あなたの判断材料として、最後までご覧ください。

目次

ベルテックスは信頼できる会社?企業の実態を調査

出所:株式会社ベルテックス

不動産投資会社を選ぶ際、最初に確認すべきは企業の実態です。表面的な情報だけでなく、設立背景や事業規模、そして法的な裏付けまで、客観的なデータをもとに判断する必要があります。

会社の基本情報と事業規模

株式会社ベルテックスの基礎情報を押さえておきましょう。企業規模や展開状況は、信頼性を測る重要な指標となります。

設立年・資本金・従業員数

ベルテックスは2010年に設立された比較的若い企業です。資本金は5,000万円、従業員数は2025年現在で196名を数えます。

不動産投資業界において、これだけの従業員規模を抱えているということは、一定の事業基盤と組織体制が整っていることを示しています。

創業から15年で200億円超の売上規模に達したスピード成長ぶりは、業界でも注目に値します。ただし、歴史が浅い分、長期的な実績やノウハウの蓄積という点では、老舗企業と比較すると未知数な部分があるのも事実です。

本社と支店の展開状況

本社は東京都新宿区西新宿6-8-1住友不動産新宿オークタワー9Fにあり、首都圏中心に事業を展開しています。全国各地に支店を構える大手とは異なり、エリアを絞り込んだ戦略をとっている点が特徴です。

これは強みでもあり、弱みでもあります。首都圏に特化することで地域の市場動向や物件情報に精通できる反面、地方や他の大都市圏での選択肢はありません。

あなたが首都圏での不動産投資を考えているなら相性が良いでしょうが、地方展開を視野に入れているなら別の選択肢も検討すべきです。

業界内でのポジション

ベルテックスは投資用不動産市場において、急成長企業としてのポジションを確立しています。創業10年で売上200億円を超えた実績は、業界内でも高く評価されています。

自社ブランド「VERXEEDシリーズ」の展開やグッドデザイン賞受賞といった取り組みは、単なる物件販売にとどまらない付加価値の創出を意識している証拠です。ただし、業界トップクラスの大手企業と比較すると、実績や信用力ではまだ発展途上とも言えます。

宅建業免許と行政処分歴の確認結果

不動産会社の信頼性を測る上で、法的な資格と過去のトラブル履歴の確認は欠かせません。

国土交通大臣免許の保有状況

ベルテックスは国土交通大臣免許を取得しており、正式な宅建業免許を持つ企業です。これは複数の都道府県にまたがって不動産業を行う企業に必要な免許で、事業規模と法的適格性を示す重要な指標となります。

免許番号や更新回数なども確認できるため、あなた自身で国土交通省のネガティブ情報検索システムを使って調べることも可能です。

ネガティブ情報検索システムでの確認

国土交通省が提供する「宅地建物取引業者 ネガティブ情報等検索システム」では、行政処分や指導の履歴を確認できます。ベルテックスについて調査した結果、現時点で行政処分歴の情報は確認できませんでした。

これは企業として法令遵守の体制が一定機能していることを示唆しています。ただし、行政処分がないからといって、すべてのトラブルがゼロとは限りません。個別の契約内容や対応には、引き続き注意が必要です。

過去のトラブル・違反の有無

ネット上での口コミや掲示板、ニュース検索を通じて調査した限り、重大な法令違反事例や訴訟案件は特に確認できませんでした。

もちろん、個別の営業手法や契約内容に関する不満の声は存在しますが、企業全体を揺るがすような大きなスキャンダルは見当たりません。

とはいえ、情報がないことと問題がないことはイコールではありません。不動産投資は個別性が高く、契約内容やリスク説明の質は担当者によって異なる場合もあるため、あなた自身でしっかり確認する姿勢が重要です。

主な事業内容とビジネスモデル

出所:株式会社ベルテックス)

ベルテックスがどのような収益構造で事業を展開しているかを理解することは、企業の方向性と信頼性を判断する助けになります。

不動産開発・販売

ベルテックスの主力事業は投資用物件の開発と販売です。自社で土地を仕入れ、マンションを企画・開発し、投資家に販売する「デベロッパー型」のビジネスモデルを採用しています。

売主として物件を提供するため、仲介手数料が不要になる点は購入者にとってメリットです。一方で、自社物件に限定されるため、市場全体から最適な物件を選ぶという選択肢は狭まります。

自社ブランド物件の展開

ベルテックスは「VERXEEDシリーズ」という自社ブランドを展開しており、デザイン性と機能性を重視した都市型マンションを提供しています。グッドデザイン賞を受賞した実績もあり、物件の質やブランド価値向上に力を入れていることが伺えます。

ブランド化することで物件の差別化を図り、資産価値の維持を狙う戦略は理にかなっています。ただし、実際の入居率や賃料の維持状況、売却時の流動性などは、個別に確認しなければなりません。

賃貸管理・クラウドファンディング

販売後の賃貸管理サービスも提供しており、区分マンションから一棟物件まで幅広く対応しています。さらに、不動産クラウドファンディングといった資産運用型のサービスも展開しており、投資手法の多様化に対応しています。

管理サービスの質は長期的な投資成果に直結します。オーナーからのフィードバックや実際の対応スピード、空室時の対策などは、契約前にしっかり確認しておくべきポイントです。

ベルテックスの口コミ・評判を多角的に分析

出所:不動産投資のミカタ

企業の公式情報だけでは見えてこない実態を知るには、実際の利用者の声を参考にするのが有効です。ここでは、良い評価と悪い評価の両面から、ベルテックスの口コミを分析します。

利用者の良い口コミ・高評価のポイント

出所:不動産投資のミカタ)

まずはポジティブな評価から見ていきましょう。どのような点が利用者に支持されているのでしょうか。

営業担当者の丁寧な対応

口コミで目立つのが、営業担当者の対応の丁寧さを評価する声です。不動産投資は複雑で専門的な知識が求められるため、初心者にもわかりやすく説明してくれる担当者の存在は大きな安心材料になります。

「質問に対して誠実に答えてくれた」「無理に契約を迫られなかった」といったコメントが見られ、担当者によっては信頼関係を築きやすい対応をしているようです。

ただし、これは担当者個人のスキルや姿勢に依存する部分も大きいため、一概に全員が同じとは限りません。

金融機関との幅広い提携

ベルテックスは複数の金融機関と提携しており、融資の選択肢が広い点も評価されています。不動産投資において融資条件は収益性を左右する重要な要素です。

金利や融資期間、自己資金比率などの条件を複数比較できることは、あなたにとって有利な条件を引き出すチャンスにつながります。提携金融機関のラインナップは、企業の信用力を測る指標にもなります。

アフターフォローの充実

購入後のアフターフォロー体制を評価する声もあります。不動産投資は購入して終わりではなく、運用中のトラブル対応やメンテナンス、税務相談など、長期的なサポートが必要です。

定期的な運用報告や相談窓口の設置、リフォーム提案など、オーナーをサポートする体制があることは、長期投資を前提とする場合には重要なポイントです。

オーナー同士の交流会

ベルテックスではオーナー同士の交流会を開催しており、情報交換やネットワーク形成の場を提供しています。不動産投資は孤独になりがちですが、他の投資家と知見を共有できる機会は貴重です。

ただし、こうしたイベントは営業活動の一環でもあるため、新たな物件提案を受ける可能性もあることは理解しておきましょう。

利用者の悪い口コミ・低評価のポイント

出所:不動産投資のミカタ)

次に、ネガティブな評価についても正直に見ていきます。どのような不満が寄せられているのでしょうか。

営業の積極性への不満

最も多く見られる不満が、営業活動の積極性に関するものです。「何度も電話がかかってくる」「訪問営業がしつこい」といった声が複数確認できます。

不動産投資業界では積極的な営業活動は珍しくありませんが、受け手にとっては不快に感じることもあります。興味がない場合ははっきり断る、連絡方法を限定するなど、あなた自身で境界線を引くことが大切です。

物件価格の割高感

「同じエリアの類似物件と比べて価格が高い」という指摘も見られます。ベルテックスは自社開発物件を販売するため、デザイン性やブランド価値が価格に反映されている面があります。

割高かどうかは、物件の立地・設備・デザイン・将来性などを総合的に判断する必要があります。他社物件と比較検討し、価格に見合った価値があるかを冷静に評価しましょう。

管理体制への不安

「管理会社の対応が遅い」「空室が出たときの対応に不満」といった、管理体制に関する不安の声も存在します。賃貸管理の質は、長期的な収益性に直結する重要な要素です。

契約前に管理実績や空室率、具体的な管理内容(入居者募集、クレーム対応、清掃・メンテナンスなど)を詳しく確認しておくことをおすすめします。

希望と異なる物件提案

「自分の投資スタイルや予算に合わない物件を勧められた」という声もあります。営業担当者が売りたい物件と、あなたが求める物件が一致しないケースです。

これは自社物件に限定されるビジネスモデルの弱点とも言えます。あなた自身の投資目的や条件を明確にし、それに合わない提案には流されないことが重要です。

SNS・掲示板での評判

リアルタイムな反応や匿名の本音が集まるSNSや掲示板での評判も確認してみましょう。

X(Twitter)での反応

X(旧Twitter)では、ベルテックスの営業活動や物件価格に関する賛否両論が見られます。ポジティブな投稿では、セミナーの有益性や担当者の親切さを評価する声があります。

一方で、「営業電話がしつこい」「価格が高い」といったネガティブな投稿も存在します。SNSの情報は個人の主観が強く反映されるため、複数の意見を総合的に判断することが大切です。

Googleマップのレビュー

Googleマップのレビューでは、実際に来店した人や契約した人の評価が投稿されています。担当者の対応に対する高評価と、営業手法や契約内容への不満が混在している状況です。

星の数だけでなく、具体的なコメント内容を読み込むことで、どのような状況でどんな問題が起きているのかが見えてきます。低評価の中にも、個別事情や誤解に基づくものも含まれるため、冷静に判断しましょう。

5ch(旧2ch)の書き込み傾向

5ch(旧2ch)の不動産投資関連スレッドでは、ベルテックスに関する議論が定期的に見られます。主な話題は営業電話の多さと物件価格の妥当性です。

匿名掲示板の情報は玉石混交で、根拠のない誹謗中傷も含まれます。ただし、複数のユーザーが共通して指摘している問題点については、一定の信憑性があると考えられます。あくまで参考情報として、自分で確認する姿勢を持ちましょう。

「怪しい」「やばい」と言われる理由を徹底検証

ネット上で「怪しい」「やばい」といったネガティブな言葉で語られることがあるベルテックス。その真偽を、具体的な指摘内容をもとに検証していきます。

「迷惑電話・訪問営業」問題の実態

最も頻繁に目にするのが、営業手法に関する不満です。実態はどうなのでしょうか。

営業方法に関する口コミ

口コミで最も多いのが「電話営業がしつこい」「訪問営業が不快」という声です。一度問い合わせや資料請求をすると、その後何度も連絡が来るという報告が複数あります。

これは不動産投資業界では一般的な営業手法ですが、受け手にとっては迷惑に感じることも事実です。興味がない場合は明確に断る、連絡を控えてほしいと伝えるなど、あなたの側からも意思表示をすることが重要です。

業界全体の営業スタイル

実は、積極的な営業活動は不動産投資業界全体の傾向です。高額商品であり、顧客一人あたりの収益が大きいため、営業活動に力を入れる企業が多いのが実情です。

ベルテックスに限った話ではなく、業界構造に起因する部分も大きいと理解しておくべきでしょう。ただし、それが正当化される理由にはならないため、過度な営業は消費者として拒否する権利があります。

法的な問題の有無

現時点で、ベルテックスの営業方法に関して重大な法令違反や行政処分の情報は確認できていません。特定商取引法や宅建業法に明確に違反するような行為があれば、行政処分の対象となりますが、そうした記録はありません。

ただし、個別のケースで不適切な対応があった可能性は否定できません。もし法令に抵触するような勧誘を受けた場合は、消費生活センターや宅建業を管轄する行政機関に相談することをおすすめします。

「住宅ローン不正利用を勧められた」疑惑

不動産投資関連の口コミで時折見られる深刻な指摘が、ローンの不正利用に関するものです。

口コミで指摘される内容

一部の口コミでは、「投資用物件なのに住宅ローンを使うよう勧められた」という指摘があります。住宅ローンは自己居住用の物件にのみ適用される低金利のローンで、投資用物件に利用することは契約違反であり、場合によっては詐欺罪に問われる可能性もあります。

こうした指摘がベルテックスに対して実際にあったのかは確認できませんが、不動産投資業界全体で過去に問題となった事例は存在します。

投資用ローンと住宅ローンの違い

住宅ローンは自己居住を目的とした物件に対する融資で、金利が低く設定されています。一方、投資用ローン(不動産投資ローン)は収益物件向けの融資で、金利は高めですがリスクに応じた商品設計になっています。

投資用物件に住宅ローンを適用することは、金融機関との契約違反であり、発覚した場合は一括返済を求められるリスクがあります。絶対に応じてはいけません。

実際のリスクと注意点

もし営業担当者から住宅ローンの利用を勧められた場合、それは重大な違法行為です。あなた自身が法的リスクを負うことになるため、毅然と断り、その企業との取引を見直すべきです。

融資の種類や条件については、金融機関に直接確認し、契約書の内容をしっかり読み込むことが不可欠です。不明点があれば、第三者の専門家(税理士やファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。

「サブリース契約」のトラブルリスク

サブリース契約は不動産投資業界で広く利用される仕組みですが、トラブルも多発しています。

サブリースの仕組み

サブリース契約とは、不動産会社がオーナーから物件を一括で借り上げ、入居者に転貸する仕組みです。

オーナーは毎月定額の家賃保証を受けられるため、空室リスクを回避できるというメリットがあります。一見すると安心できる仕組みですが、契約内容によっては大きなリスクが潜んでいます。

業界全体で多発する問題

サブリース契約では、家賃減額請求や契約解除といったトラブルが業界全体で多発しています。特に、「30年一括借り上げ」などと謳いながら、実際には数年ごとに家賃が見直され、減額されるケースが問題視されています。

2020年には法改正が行われ、サブリース契約の勧誘時には重要事項の説明が義務化されましたが、それでもトラブルは後を絶ちません。

ベルテックスでの契約形態

ベルテックスもサブリース契約を提供していますが、具体的な契約条件や家賃見直しの頻度、解約条件などは個別に確認する必要があります。

契約前には必ず以下の点を確認しましょう:

  • 家賃保証額の見直し条件と頻度
  • 免責期間(家賃が支払われない期間)の有無
  • 契約解除の条件と違約金
  • 原状回復費用やメンテナンス費用の負担

書面でしっかり確認し、不明点は納得いくまで質問することが大切です。口頭での約束は証拠になりにくいため、すべて書面で残すようにしましょう。

ベルテックスの自社ブランド物件を解説

出所:株式会社ベルテック)

ベルテックスは自社ブランドの物件シリーズを展開しています。各ブランドの特徴を理解することで、投資対象としての価値を判断しやすくなります。

VERXEED(ベルシード)の特徴

VERXEED(ベルシード)はベルテックスの主力ブランドで、都市型投資マンションに特化したシリーズです。デザイン性と機能性を重視した設計が特徴で、グッドデザイン賞を受賞した実績もあります。

主なターゲットは都心部で働く単身者や若いカップルで、駅近の好立地に建設されることが多いです。外観や共用部のデザインにこだわり、入居者の満足度向上と資産価値の維持を狙っています。

ただし、デザイン性を重視した分、建築コストが上乗せされ、販売価格が割高になる傾向があります。あなたが投資判断をする際は、デザイン性が実際の入居率や賃料にどの程度プラスの影響を与えるかを冷静に評価する必要があります。

立地や周辺環境、競合物件との比較を通じて、価格に見合った収益性があるかを確認しましょう。

ベルシードステアーとは

ベルシードステアーはVERXEEDシリーズの派生ブランドで、さらにデザイン性と利便性を強調したラインナップです。「ステアー(Steer)」という名称には、入居者のライフスタイルを先導するという意味が込められています。

具体的には、最新の設備や共用スペースの充実、セキュリティの強化など、より高いグレードの物件を提供しています。ターゲット層も若干高所得者層にシフトしており、賃料設定も高めです。

あなたが高級路線の物件で差別化を図りたい場合には選択肢となりますが、賃料が高い分、入居者の確保が難しくなるリスクもあります。エリアの賃貸需要や競合状況を十分に調査した上で判断しましょう。

ベルメント(一棟アパート)について

ベルメントは区分マンションではなく、一棟アパート投資向けのブランドです。一棟物件は区分所有と比べて、土地と建物を丸ごと所有できるため、資産価値の安定性や将来の選択肢の幅が広がります。

一棟アパートのメリットは、複数の部屋を所有することで空室リスクが分散できる点、土地も資産として残る点などです。一方で、初期投資額が大きく、管理の手間も増えます。

ベルテックスの一棟物件は首都圏近郊に展開されることが多く、利回りよりも安定性を重視した設計になっています。

あなたが本格的な不動産投資家として規模を拡大したい場合には検討価値がありますが、初心者には難易度が高いかもしれません。

購入前には収支シミュレーションを細かく行い、融資条件や出口戦略(売却時の流動性)まで考慮することが重要です。

ベルテックスの強みと弱み

ベルテックスを客観的に評価するため、強みと弱みを整理してみましょう。あなたの投資スタイルや目的に合うかどうかの判断材料にしてください。

ベルテックスの3つの強み

まずは、ベルテックスが持つ競争優位性について見ていきます。

1. 首都圏好立地物件への特化

ベルテックスの最大の強みは、首都圏の好立地物件に特化していることです。東京都心部や神奈川・埼玉・千葉の主要駅周辺など、賃貸需要が安定しているエリアに物件を展開しています。

不動産投資において立地は最も重要な要素です。人口が集中し、交通利便性が高いエリアは、長期的な賃貸需要が見込めます。

地方や郊外と比べて空室リスクが低く、資産価値も維持しやすい傾向があります。あなたが安定志向の投資を考えているなら、この強みは大きなメリットになります。

2. 仲介手数料無料(売主物件)

ベルテックスは自社で物件を開発・販売する売主であるため、仲介手数料が不要です。通常、不動産購入時には物件価格の3%+6万円(+消費税)の仲介手数料がかかりますが、これが丸ごと節約できます。

例えば3,000万円の物件であれば、約100万円の手数料が不要になる計算です。初期費用を抑えられる点は、キャッシュフローの改善につながります。

ただし、仲介手数料が無料だからといって物件価格そのものが割安とは限りません。総合的なコストパフォーマンスで判断しましょう。

3. 毎日開催のセミナーとサポート

ベルテックスは毎日セミナーを開催しており、不動産投資の基礎から実践的なノウハウまで学べる機会を提供しています。初心者にとっては、知識を体系的に学べる場として有用です。

また、購入後のアフターサポート体制も整備されており、賃貸管理や税務相談、リフォーム提案など、長期的なサポートを受けられます。不動産投資は長期戦なので、こうしたサポートがあると安心です。

ただし、セミナーは営業活動の一環でもあるため、物件購入の勧誘を受ける可能性があることは理解しておきましょう。

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ベルテックスの3つの弱み

次に、ベルテックスの課題や制約について正直に見ていきます。

1. エリアが首都圏に限定

ベルテックスは首都圏に特化している反面、地方や他の大都市圏での選択肢がないという制約があります。大阪や名古屋、福岡など他の主要都市での投資を考えている場合は、対応できません。

また、首都圏の中でも物件のエリアや駅が限定されるため、あなたの希望と合致しない可能性もあります。幅広い選択肢から最適な物件を選びたい場合は、他社との併用も検討すべきでしょう。

2. 物件価格の割高感

口コミでも指摘されているように、物件価格が割高という声は無視できません。自社開発物件はデザイン性やブランド価値が付加されている分、同じエリアの類似物件と比べて高めの価格設定になっている傾向があります。

割高な物件を購入すると、利回りが低下し、キャッシュフローが圧迫される可能性があります。また、売却時に購入価格を回収できないリスクもあります。

他社物件や中古物件と比較し、価格の妥当性を冷静に判断することが重要です。複数の不動産会社から見積もりを取り、相場感を掴んでおきましょう。

3. 短期利益は期待しづらい

ベルテックスの物件は、長期保有を前提とした安定型投資に向いていますが、短期的な利益は期待しづらいです。新築プレミアムがあるため、購入直後に売却すると損失が出る可能性が高いです。

また、利回りも都心部の新築物件としては標準的な水準であり、地方の高利回り物件と比べると見劣りします。キャピタルゲイン(売却益)を狙うような投資スタイルには向いていません。

あなたが短期的なリターンを重視するなら、他の投資手法や物件タイプを検討した方が良いでしょう。一方で、長期的な資産形成や年金対策として考えているなら、安定性を重視したベルテックスの物件も選択肢に入ります。

ベルテックスの不動産投資で成功する人の条件

出所:株式会社ベルテックス)

ベルテックスを利用して不動産投資を成功させるには、自分の投資スタイルや目標が同社の強みと合致しているかが鍵となります。ここでは成功パターンと失敗パターンを具体的に紹介します。

成功パターン①:安定重視の長期投資

首都圏の賃貸需要を活用

ベルテックスの物件は首都圏の賃貸需要が高いエリアに集中しているため、長期的に安定した家賃収入を得たいあなたに最適です。

東京23区や横浜、川崎といった主要都市は人口流入が続いており、賃貸市場の底堅さがあります。こうした環境を活かし、毎月確実にキャッシュフローを生み出す戦略が有効です。

インカムゲイン戦略

資産を短期で売却するのではなく、家賃収入を積み上げながらローンを完済し、最終的に資産を手元に残すという王道のインカムゲイン戦略がベルテックスには向いています。あなたが老後資金の準備や年金の補完を目的としているなら、この戦略はぴったりです。

空室リスクの最小化

入居率99.5%という実績は、空室リスクを最小化するための立地選定や管理ノウハウが反映されています。

駅近物件や生活利便性の高いエリアを選ぶことで、長期的に安定した稼働率を維持できるのです。あなたが「空室で家賃が入らない」というリスクを極力避けたいなら、同社の物件選定基準は大きな武器になります。

成功パターン②:初心者がサポートを活用

セミナーで知識を習得

不動産投資の経験がないあなたでも、ベルテックスの無料セミナーを活用することで基礎から実践的な知識まで学べます。知識がないまま投資を始めるのはリスクが高いため、まずはしっかりと学習することが成功への第一歩です。

専門家のアドバイスを受ける

個別相談では、あなたの収入や資産状況に応じた具体的なプランが提案されます。税理士や不動産コンサルタントといった専門家のアドバイスを受けることで、無理のない資金計画やリスク管理が可能になります。独学だけでは見落としがちなポイントもカバーできるため、初心者には心強い支援です。

ワンストップサービスの利用

物件選定から融資、管理まで一貫してサポートしてくれるワンストップサービスは、本業が忙しいあなたにとって非常に便利です。複数の業者とやり取りする手間が省け、時間的・精神的な負担が軽減されます。

失敗パターン①:高利回り狙いで選択

地方・築古物件を期待

ベルテックスは都心エリアに特化しているため、地方の高利回り物件や築古物件を探している場合には期待外れとなります。表面利回り10%以上を求めるなら、他社との比較が不可欠です。

短期のキャピタルゲイン重視

数年以内に物件を売却して利益を出したいという短期戦略には向いていません。都心物件は価格が高く、短期間での大幅な値上がりは期待しにくいため、キャピタルゲイン狙いの投資家には不向きです。

エリア分散投資の希望

全国各地に物件を分散させてリスクヘッジしたい場合、首都圏のみのベルテックスでは実現できません。複数エリアでの投資を希望するなら、他社との併用が必要です。

失敗パターン②:営業ペースに流される

十分な比較検討なし

営業担当者の熱心な提案に押されて、十分な比較検討をせずに契約してしまうケースがあります。他社の条件や市場相場を確認せずに決断すると、後悔する可能性が高まります。

予算オーバーの物件購入

「この物件なら融資が通ります」という言葉に乗せられ、自分の返済能力を超えた物件を購入してしまうのは危険です。無理のない資金計画を立て、予算内で収まる物件を選ぶことが成功の鍵です。

サブリース契約を安易に締結

サブリース契約は一見安心ですが、賃料減額リスクや契約解除の問題など、デメリットも多く存在します。営業担当者に勧められるままサブリースを選ぶのではなく、集金代行などの選択肢も含めて慎重に判断すべきです。

ベルテックスで不動産投資を始める前のチェックリスト

出所:株式会社ベルテックス)

契約前にしっかりと確認すべきポイントを押さえることで、後悔のない投資判断が可能になります。

契約前に確認すべき5つのポイント

1. 物件価格の市場相場との比較

ベルテックスから提案された物件価格が市場相場と比較して適正かを確認しましょう。周辺の類似物件の取引事例や、不動産ポータルサイトでの販売価格をチェックすることで、割高かどうかが判断できます。価格が高すぎる場合、利回りが低下し、投資効率が悪化します。

2. 収支シミュレーションの妥当性

提示された収支シミュレーションが現実的かどうかを精査してください。家賃設定が周辺相場より高すぎないか、空室率や修繕費用が適切に見積もられているか、税金や管理費用が正確に反映されているかなどを確認しましょう。楽観的すぎるシミュレーションには注意が必要です。

3. 管理契約(集金代行 Vs. サブリース)

管理契約には集金代行とサブリースの2種類があります。集金代行は賃料の数%を手数料として支払い、空室リスクは自分で負担します。

一方、サブリースは管理会社が一括借り上げして一定の賃料を保証しますが、賃料減額リスクや契約解除のトラブルが発生することがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った契約形態を選びましょう。

4. 融資条件と金利

融資を受ける際の金利や返済期間、頭金の額などを確認してください。金利が1%違うだけでも、長期的には数百万円単位で総返済額が変わります。

複数の金融機関で条件を比較し、最も有利な融資を選ぶことが重要です。また、変動金利か固定金利かも慎重に検討しましょう。(また、INVASEのサービスを利用することで、事前に銀行でローンが通るか確認できます。)

5. 出口戦略(売却時)の想定

将来的に物件を売却する際の戦略も事前に考えておくべきです。どのタイミングで売却するか、その時点での想定売却価格はいくらか、ローン残債との関係はどうかなどをシミュレーションしておくことで、長期的な資産計画が立てやすくなります。

セカンドオピニオンを取る重要性

複数社への相談

ベルテックスだけでなく、必ず複数の不動産投資会社に相談して比較検討しましょう。各社の提案内容や条件を比較することで、ベルテックスの提案が妥当かどうかが客観的に判断できます。

第三者専門家の活用

不動産会社の営業担当者だけでなく、独立系のファイナンシャルプランナーや税理士、不動産鑑定士などの第三者専門家にも相談することをお勧めします。利害関係のない専門家の意見は、冷静な判断材料となります。

焦らない意思決定

「今だけの特別価格」「この物件はすぐに売れてしまう」といった営業トークに焦らされることなく、じっくりと時間をかけて判断することが大切です。

不動産投資は長期的な資産形成であり、一度契約すると簡単には後戻りできません。納得いくまで検討し、冷静に意思決定を行いましょう。

ベルテックスで投資を始める5ステップ

出所:株式会社ベルテックス)

実際にベルテックスで不動産投資を始める際の具体的な流れを説明します。

STEP1:無料セミナーで情報収集

まずはベルテックスが開催する無料セミナーに参加して、不動産投資の基礎知識や同社のサービス内容を理解しましょう。

セミナーでは、不動産投資のメリット・デメリット、融資の仕組み、税務対策、具体的な収支シミュレーションなどが説明されます。

オンラインセミナーも開催されているため、遠方に住んでいる方や忙しい方でも気軽に参加できます。この段階では契約を迫られることはないため、安心して情報収集に専念できます。

STEP2:個別相談で投資プランを作成

セミナーで基礎知識を得た後、個別相談を申し込みます。ここでは、あなたの年収、自己資金、投資目標、リスク許容度などをヒアリングし、それに基づいたオーダーメイドの投資プランが提案されます。

専任のコンサルタントが、あなたに最適な物件タイプやエリア、融資条件などを具体的にアドバイスしてくれます。この段階で疑問点や不安な点はすべて質問し、納得いくまで確認することが重要です。

STEP3:物件紹介と収支シミュレーション

投資プランに基づいて、具体的な物件が紹介されます。物件の立地、築年数、間取り、周辺環境、賃料相場などの情報が提供され、詳細な収支シミュレーションも提示されます。

シミュレーションには、家賃収入、ローン返済額、管理費、修繕積立金、税金などが含まれており、月々のキャッシュフローや年間の収支が明確になります。

複数の物件を比較検討し、自分に最も適した物件を選びましょう。現地見学も可能ですので、実際に物件を見て周辺環境や建物の状態を確認することをお勧めします。

STEP4:契約・融資手続き

購入する物件が決まったら、売買契約を締結します。契約書の内容を細かく確認し、不明点があれば必ず質問してください。特に、手付金の額、引き渡し時期、瑕疵担保責任の範囲などは重要なポイントです。

並行して、金融機関との融資手続きを進めます。ベルテックスは複数の金融機関と提携しているため、融資の選択肢が広がります。金利や返済期間、頭金の額などを比較し、最も有利な条件を選びましょう。

融資審査には、源泉徴収票や確定申告書、身分証明書などの書類が必要になります。必要書類を事前に準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。

STEP5:物件引き渡しと運用開始

融資が実行され、物件の引き渡しが完了したら、いよいよ運用開始です。ベルテックスの管理サービスを利用する場合は、管理契約を締結し、入居者募集や賃料回収、物件メンテナンスなどを任せることができます。

入居者が決まれば、毎月の家賃収入が発生し、ローン返済に充てることができます。また、確定申告の際には減価償却費や管理費用を経費として計上できるため、税務面でのメリットも享受できます。

定期的に収支状況をチェックし、必要に応じて管理会社と相談しながら運用を最適化していくことが、長期的な成功につながります。

ベルテックスのセミナーで学べること

出所:株式会社ベルテックス)

ベルテックスでは、不動産投資の基礎から実践的なノウハウまで幅広く学べる無料セミナーを毎日開催しています。年間2,000人以上が受講し、セミナー満足度は95%以上を誇るFP監修の充実した内容です。

セミナーで学べる5つの重要テーマ

セミナーでは以下の内容を詳しく学ぶことができます。

  1. 不動産投資で最初に押さえるべき要素 – 物件選びの基準や失敗しないための基礎知識
  2. 投資のプロが教える物件ごとのリアルな収益額 – 新築・中古・区分・一棟それぞれの実質利回りとキャッシュフロー
  3. 経験者が語る「選んではいけない物件」のポイント – 避けるべき立地条件や高リスク物件の見極め方
  4. オーナーの実例から学ぶ成功する運用手法 – 年間108万円の家賃収入を得る実際のオーナー事例
  5. 業者が語らない?購入前に知りたい必要経費と税金 – 諸費用の内訳や確定申告、減価償却の仕組み

実績豊富なプロフェッショナルが講師を担当

不動産投資のスペシャリストとして現場で活躍する経験豊富なコンサルタントがセミナー講師を務めます。

  • 岡部 綾香:トップセールスの実績を持つベテランコンサルタント。幅広い年齢層の顧客対応で培った経験をもとに、将来を見据えた資産形成プランの提案力に定評があります。
  • 小池 一弘:参加者からの評価が特に高い人気講師。地域ごとの市場特性を踏まえたリスク管理手法の解説が分かりやすいと好評で、初心者から経験者まで対応可能です。
  • 栗秋 正基:大手企業の顧客を多数抱える信頼の厚いコンサルタント。詳細な数値分析による運用計画と出口戦略の提案を得意とし、高所得者層の税務対策にも精通しています。

※ セミナー開催日により担当講師が変わる場合があります。

セミナーの開催形式と参加方法

セミナーはオンライン(Zoom等)と対面(新宿本社)の両方に対応しており、10:00 / 13:00 / 16:00 / 19:00の時間帯から選択可能です。

所要時間は約60〜90分で、1対1の個別セミナーのカスタマイズにも対応しています。新築・中古・区分・一棟すべての物件種別を扱う同社だからこそ、フラットな視点で各物件のメリット・デメリットを比較できる点が特徴です。

まとめ

株式会社ベルテックスについて、企業実態から口コミ評判、具体的な疑惑の検証まで、多角的に分析してきました。

結論として、ベルテックスは正式な免許を持ち、行政処分歴もない正規の不動産会社ですが、営業手法や物件価格に関しては賛否が分かれる部分があります。

「怪しい」「やばい」といった評判の多くは、積極的な営業活動や物件価格の割高感に起因しており、企業そのものが違法行為を行っているという証拠は見当たりませんでした。ただし、個別の対応には当たり外れがある可能性もあります。

あなたがベルテックスで不動産投資を検討する場合は、以下のポイントを必ず押さえてください:

  • 複数の物件・会社を比較する:ベルテックスだけでなく、他社の物件や中古市場も含めて比較検討しましょう。
  • 契約内容を徹底的に確認する:サブリース契約やローン条件など、細部まで理解し、書面で残すこと。
  • 第三者の意見を聞く:税理士やファイナンシャルプランナーなど、利害関係のない専門家に相談することをおすすめします。
  • 営業トークに流されない:あなた自身の投資目的や条件を明確にし、それに合わない提案は毅然と断る姿勢が大切です。

不動産投資は大きな資金が動く重要な決断です。情報を鵜呑みにせず、あなた自身の目で確かめ、納得した上で判断してください。

ベルテックスに関するよくある質問(Q&A)

Q1:入居率99.5%は本当?

入居率99.5%という数字は、ベルテックスが公表している実績値です。都心エリアの駅近物件を中心に取り扱っており、賃貸需要が高いエリアに特化しているため、高い入居率を維持しています。ただし、物件ごとや時期によって変動する可能性はあるため、個別物件の実績を確認することが重要です。

Q2:年収いくらから利用可能?

一般的に、不動産投資ローンを利用する場合、年収300万円以上が目安とされています。ただし、金融機関や物件価格、自己資金の額によって条件は異なるため、個別相談で具体的な融資可能額を確認することをお勧めします。

Q3:自己資金はどれくらい必要?

物件価格の10〜20%程度の自己資金が一般的ですが、ベルテックスでは100万円程度から相談可能とされています。頭金の額によって融資条件や月々の返済額が変わるため、無理のない範囲で計画を立てましょう。

Q4:セミナーに参加すると営業される?

セミナー参加後に営業電話やメールが来る可能性はあります。ただし、明確に断る意思を伝えれば対応してくれるため、興味がない場合ははっきりと伝えることが大切です。宅建業法により、勧誘を拒否した相手への再勧誘は禁止されています。

Q5:仲介手数料無料のカラクリは?

ベルテックスは自社で物件を保有・販売しているため、仲介手数料が発生しません。一般的な仲介業者は売主と買主を仲介する形態ですが、ベルテックスは売主として直接販売するため、仲介手数料が不要になるのです。

Q6:他の不動産会社との違いは?

ベルテックスの主な特徴は、都心エリアへの特化、仲介手数料無料、管理費用の安さ、ワンストップサービス、初心者向けサポートの充実などです。他社と比較する際は、これらのポイントを軸に、自分の投資方針に合った会社を選ぶことが重要です。

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